黒豆海苔巻

主に北海道で散歩してるブログ

見学

台湾に上陸していた

すでに6月のことだが、業務都合で初めて台湾を訪問した。憧れの地に理由はなんであれ行けるとあって楽しみな気持ちであったものの、なんと搭乗予定の飛行機と台風の進路がぶつかってしまいそうな予報。一か八か予定通り乗るか、前後の日にずらすか、議論の…

SFといって過言でない「札幌美術展 佐藤武」

札幌芸術の森で開催中の『札幌美術展 佐藤武』に行ってきました。紅葉はどしどし進み、曇天の下でシックに色づいていました。 佐藤武さんは札幌・石狩を拠点にされる画家。こんな風に、なんだか親しみのある雪景も描かれています。 初期にはマグリット的シュ…

なりたてほやほや世界遺産へ

2021年7月27日に、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産登録されました。ミーハーな性分なので、函館から恵山をぐるりと回ってさっそく見学してきました。 世界遺産の前に少し寄り道。日浦の柱状節理です。この奥には灯台があるようですが、そこまでは…

よるとひかり『アフターダーク』

札幌芸術の森美術館の企画展『アフターダーク』へ。「日没後」をテーマに、北海道ゆかりの作家11名の作品が展示されています。 藤倉翼さんはネオンサインをアーカイブしています。 展覧会のメインイメージにもなっているこの作品は、すすきのにあるサッポロ…

馬追い運動を見た

冬場の馬の運動不足を解消するために行われる馬追い運動。平日のみの公開とのことで、有休があまりまくっているのをこれ幸いと、弾丸で見に行くことにしました。 この日は妊娠中の牝馬2群による運動の様子を見学できました。1周1km弱のトラックを3周ほどして…

今につながる 恐竜博2019

国立科学博物館の『恐竜博2019』にも行っていました。出迎えてくれるのはデイノニクスのホロタイプ。関節の作りが合理的すぎて驚きます。カッコいいなあ…。 デイノニクスに始まる展示は、恐竜ルネサンス以降の研究の様子を描き出します。そしてそれは、恐竜…

六本木で死と死

すでに会期は終わっちゃってますが、国立新美術館『クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime』に行っていたのでした。 フランスの作家・ボルタンスキーの大回顧展というにふさわしく、最初期の映像作品に始まり、これまでの作品が所狭しと配置されています。…

立体錯視に騙されろ

明治大学博物館で開かれていた特別展『見えているのに見えていない!立体錯視の最前線』に行ってきました。 立体錯視の系統樹。いわゆる「だまし絵」を立体で再現するだけにとどまらない発展を見せていることがわかります。 立体錯視は、視覚が二次元の広が…

ビーストの骸

札幌芸術の森にテオ・ヤンセン展を観に行きました。なにはともあれ、こいつを観てくれ…。 この、海風を動力にしてうごめく奇妙な存在・ストランドビースト(浜辺の生命体)を作り出しているのが、オランダ人のテオ・ヤンセンです。 そんなストランドビースト…

苔むす森とむかわ竜

水面にドット絵が描かれていました。 曇天の朝、めちゃ寒い。6月も終わるというのにどうした了見でしょう。震えながら苫小牧演習林を歩きました。 学術機関におけるパワーハラスメントことアカハラ。 変なタイミングで目が合う。 その周りをうろつくセンダイ…

苫前のヒグマで煌く

天売島2日目はあいにくの大荒れとなりました。高速船のほとんどは欠航が決まったとのことなので、泣く泣く早い時間のフェリーで天売島を離れることとなりました。 せっかくなので、苫前の郷土資料館に立ち寄って帰ることとしましょう。ヒグマが導いてくれま…

札幌ドームでラグビー

札幌ドームで行われた、関東大学春季大会「明治大学 対 帝京大学」を見に行きました。前回の大学選手権決勝で接戦を演じた2校という好カードです。 来年のワールドカップでは2試合が開催される会場でもあります。僕は開催都市住民枠で来年のチケットを確保。…

2017年末の建築倉庫

ずっと行きたかった、天王洲アイルにある建築倉庫に行きました。リニューアル前の駆け込みでした。 ここには建築模型が棚いっぱいに収められており、模型とか工作が好きな人にはたまらない場所ではなかろうかと思います。 地形から組み立てているのは、当た…

超絶技巧の木彫り熊

芸術の森にやってきました。 白い恋人の方が喜ばれるかもしれませんが、北海道の土産といえば木彫りの熊です。 とんでもないディテールの木彫りの熊を見ることができるのがこの展覧会です。 熊といえば鮭です。 たまらずグワーッ。 こうして見慣れた木彫りの…

昼からプロスト 小樽ビール

小樽ビール銭函醸造所で行われた季節のビールの集いに行ってきました。2ヶ月に一度、できたばかりの季節のビールをおつまみと一緒に楽しむ、という素敵イベントの6月編。この時の季節のビールはブロイハンビーア。およそ100年前に一度製造が途絶えたものを復…

質実剛健 福井県立恐竜博物館

せっかく東京でリチャード・オーウェンのイグアノドンを見たことだし、さらに恐竜にふれ合おうと福井に向かいました。GW中日のこの日はあいにくの雨でしたが、宿のお兄さんがくれたビニ傘に大いに助けられました。福井駅からえちぜん鉄道に揺られること1時間…

偉人たちの脅威の部屋『大英自然史博物館展』

結構な頻度で来ている気がしますが、国立科学博物館で開催中の『大英自然史博物館展』に行きました。1881年に開館したロンドンにあるこの博物館の所蔵品の一部を、幾つかの国で展示巡回するそうで、日本がその最初の場所に選ばれたとのことです。 最初に出迎…

キャラの宝庫『アフリカの仮面と彫像』

『アフリカの仮面と彫像』をみてきました。こういう、水木しげる的なものは大好物です。山の手にある超絶怒涛の高級住宅地の中腹に佇む札幌彫刻美術館での開催です。 伝染病研究のためにアフリカに滞在した橋本信夫氏の収集品を中心とした、60点の多種多様な…

よくぞ残してくれた ラスコー展

仕事で東京、ということでしめしめと『ラスコー展』。土曜日の15時過ぎの訪問でしたが結構な混雑で、入場まで30分ほど並びました。 フランスのラスコー洞窟は、ある少年の飼い犬が落っこちたことで、1940年に偶然発見されました。洞窟内に描かれていたのは、…

いつぞやぶりの旭山動物園

旭山動物園は北海道に来たばかりの時に行ったことがありました。ということは、もう10年近く前というわけで、過ぎ去った年月に心臓を握りつぶされそうな気分にもなります。 有名なアザラシの筒。アザラシが通過するのを待つ間は、向かい側に立つ人の顔が円柱…

水産資源について考える モントレー湾水族館

ラッコ観察をした浜のすぐ側にあるモントレーには、イワシ缶詰工場を改修した水族館があります。この夏公開のアニメ『ファインディング・ドリー』の舞台でもあるそうです。そうとは知らず、先日ディズニーランドで買った、映画に登場するカモメのTシャツを着…

またもやでかい美術館 LACMA

ロサンゼルス郡立美術館、通称LACMAを訪れました。ラクマなのかラマクなのかラムカなのか何度も混乱しましたが、LACMAです。ここもゲティセンターに引けをとらず大きな美術館でした。ペイジ博物館に隣接しているので、セットで行くといいでしょう。 ここで面…

アスファルト湧くペイジ博物館

ロサンゼルスの街中のアスファルトの湧き出るこの黒い池には、表層に張った水を求めて多くの動物が足を取られて沈んでいったとか。ゾウの悲しい別れが再現されていますが、こんなことが幾度となく起こったようです。 そのおかげでたくさんの化石が残されるこ…

ゲティ 丘に建つ

白い人に導かれ、ゲティ・センターに行きました。ロサンゼルスを見下ろす丘の上に建つこの広大な美術館は、一人の石油王が残した遺産からできているというではないですか。駐車場代を除けば入場料は無料というのも太っ腹。石油王に対する感謝と羨望の思いが…

ワイナリー・リベンジ

ロスの南側、テメキュラにてワイナリー訪問のリベンジです。テメキュラのワイン生産が本格的になったのはここ半世紀ほどのことだとか。砂漠の住宅地を抜けると突然ワイン畑が広がり、およそ20強のワイナリーが並んでいます。 まずは規模の大きなWilson Creek…

ご当地恐竜はどれだ Museum of Ancient Life

イエローストーンからはユタ州を縦断してカリフォルニアに帰るのですが、ユタといえば恐竜発掘の聖地ではないですか。東側の州立恐竜公園まではさすがに行けないので、帰り道上にあるサンクスギビングポイントのMuseum of Ancient Lifeに立ち寄りました。 20…

剥製で絵を描く 自然史博物館

ロサンゼルスの自然史博物館にやってきました。1913年開館とのことで、かなり歴史のある博物館です。 入り口にいるのはトリケラトプスとティラノサウルスです。ワクワクしますね。恐竜骨格に誘われ、Dinosaur Hallから巡っていきます。 こちらにもトリケラト…

2016年 エンデバーとのランデヴー

日本人搭乗率が高かったというスペースシャトル・エンデバー。その実物がロサンゼルスにあります。 ダウンタウンにあるCalifornia Science Centerに行きました。うっかり木に囲まれた側面を撮ってしまいましたが、これがその建物です。珍しくやや雨模様の休…

『横山大観展』に行ってきた

北海道立近代美術館で開催中の『足立美術館所蔵 横山大観展』を観てきました。島根県にある足立美術館所蔵の横山大観作品120点から選りすぐった50点が展示されています。初めての日本画の展覧会です。 正直「横山大観って誰…」という無知具合でしたが、チラ…

ブルーインパルス日和

北海道新幹線開通のその日、函館ではブルーインパルスが飛ぶというので、車を走らせ函館駅に向かいました。駅前にはたくさんの人がすでに集まっています。見渡せばいろんな建物の屋上に人の影、和光跡地の工事現場でも作業員の方が足場やクレーンの上から空…