黒豆海苔巻

主に北海道で散歩してるブログ

津軽西岸でチルアウト

 鰺ヶ沢のリバーサイドなホテルを拠点に、夏休みを取りました。

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 朝一のすかすかな五能線各駅停車で十二湖に向かいます。北海道よりもなんとも日本っぽい風景と、イヤホンから流れる山下達郎により心がどんどん軽くなっていきます。

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 2.5㎞位なら…と十二湖方面に歩き始めますが、コンクリートロードでの登りづめはきつい!北海道生活も8年、暑さ耐性は衰えたようで、ほうほうの体で「八景の池」に(しかし帰りもうっかり同じ道を歩いてしまいさらに後悔する)。まずは「日本キャニオン」を目指します。

 十二湖方面への道の入口にあるように、ここは「白神十二湖森林セラピー基地」とのこと。早くブナ自然林に入って癒されなければ…。林内では「土の感触」とか「風」とか、ポエミーな看板が自然林との交流を促してくれます。

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 これが日本キャニオン。もうちょっとがんばった写真にできたのではないかと、いまさら自分を責めたい。岩肌に近づけたら、迫力はすごいだろうな。

 重いレンズも持ってきていたので、少し探鳥もしました。

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 アオゲラ。1本の木に2羽。お互いにあっちからこっちから木を挟んで顔をだし、ちょっかいをかけ合っていました。

 このほかだと、この後向かった「鳥頭場の池」でカワセミ、いたるところでアオサギゴジュウカラ、カワウ、カモ類程度しか見ていません。アカショウビン・ヤマセミ・クマタカにも期待がかかりましたが、遭遇はなし。哺乳類はホンドリスのみ発見。

 

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 ビジターセンターを経て山道に入ると「青池」!…かと思ったら「沸壺の池」。ここも十分青くてきれい。そして水が冷たくて気持ち良い!

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 こっちの四角いのが「青池」。美瑛の神の子池とはまた違い、インクのように青い。なぜ青いのかは不明ということです。濃い青色ではありますが、底がしっかりと見えます。魚とかはいないんだろうな。

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 散策路でキノコをひやかしたり、33もあるという湖をいくつかひやかしながら、ゆるゆると復路につきます。そもそも十二湖に選抜されたのはどれだったのでしょうか。近くの崩山山頂から見えるのが12個だから十二湖となったそうですが、それならば木々に囲まれた青池は選抜外の可能性も…。

 

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 帰りはフンパツ(510円)して、リゾート白神の青池編成で鰺ヶ沢に帰りました。窓がでかく、景色のよいところでは速度を落としてくれるので、日本海の景色を堪能できます。海側に指定席を取ることが必須ですね。

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 とはいえ西日が射してきてあったかく、ついうとうとしてしまったのですが…。

 

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 鰺ヶ沢駅前のたこやき屋で売っていたチキンボー。揚げ鶏にマヨネーズという鬼ジャンクな食べ物ですが最高においしい。これをかじりながら夕日を見て、鰺ヶ沢の夜は更けていくのでした。

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