今年の冬はあまり鳥をしっかり見れていない気がしたので、(自作した)連休を利用して根室に遠征しました。
道中恐ろしいのがシカとの衝突です。道端にたむろしている分にはいいんですけど、軽い気持ちで道路を横断するのはやめてくれ…。霧多布を過ぎたあたりから明らかに目につくようになったのでビクビクです。道端にいるのはメスか角も生えてきていない子供が圧倒的に多い様子。
人っ子一人いない落石岬。木道にはまだ雪が残っていたけど、草の背がまだ低い分、散策路は歩きやすかったです。
人はいなくてもシカはしっかりいます。木道の脇にもうじゃうじゃ。
目的は鳥ですが、ここではミソサザイとゴジュウカラ、オジロワシ幼鳥、断崖絶壁の下のカモ類を見たくらい。寒さに打ち震え、そろそろ引き返そうとしたところに視線。
…。漁港にまではシカはいないはず。
ということで、荒ぶるエトロフウミスズメが相手をしてくれました。何度も短い潜水をしては写真のように荒ぶる。何をしていたんでしょう。この漁港には1羽のみでしたが、近い距離で観察できたのはラッキーでした。
太平洋側の漁港をいくつも回りました。
クロガモやコオリガモがごく普通にいるのが嬉しいですね。
ウミアイサ・カワアイサも頻繁に目撃。写真は撮れなかったのですが、ミコアイサも見つけてこれはライファー。
納沙布岬まで足を伸ばしましたが、とにかく風が強い。灯台の下のハイドも風でガタガタいうので、風下側に車の窓を向け、車内から海に目を凝らします。
オタサーの姫的なポジションを確保するクロガモ♀を中心に、風を避けて岸壁に集まっています。
追い風で飛ぶのが速いこと速いこと。カモは3種ほどの混群になったりしています。
アザラシも時折顔を出します。
岩肌にいるのはなんでしょうね…。ち、チシマウガラス…。
納沙布岬でもエトロフウミスズメは何羽も見ることができました。こちらの個体は皆落ち着いています。狙っていたケイマフリは発見できず。
風がどんどん強くなる中、野付半島へと北上します。
強風中のためオオワシはみんな駐機場待機の状態でした。
日差しはあるものの、風のため極寒。キタキツネはこんなところでよく寝られるものです。
結局、今シーズンもユキホオジロやツメナガホオジロといった、冬の草原の小鳥は見られずじまい。心残りですが来シーズンに持ち越しです。
また来いよ。