黒豆海苔巻

主に北海道で散歩してるブログ

大倉山登山

IMG_2928

 今年最初の登山の舞台は大倉山となりました。

 世界一過酷な400m走と謳われるRed Bull 400に、縁あって出場することとなったのです。最大傾斜角37度というラージヒルのスキージャンプ競技場を駆け登ります。個人とリレーでの参加があり、僕らは100mずつを分け合い、男女混合の編成でのリレー参加です。

IMG_2933

 参加総人数はおよそ1,000人というからすごい。朝一で受付を済ませ、公式Tシャツに着替えたのち、みんなでブリーフィングを受けます。とはいえリレーは午後からのスタートなので、レッドブルをぐびぐび飲みながら個人戦を見ます。

 厳正なる抽選の結果、僕はアンカーを受け持つことが決まりました。スキージャンプでは助走路にあたる部分を登るのです。スキージャンプにおいて、選手はこの助走路で90km/hまで加速されるというじゃないですか。それを逆走するとは穏やかでない。

 とはいえ個人戦を見ていると、こう、みんな易々と登ってるなあと、結構余裕もっていけるんじゃないかと、感覚が麻痺してきます。カフェインでハイになっていたのかもしれません。のちのち実感しますが、個人戦を完走するような人は総じてフィジカルお化けなのです。同じ土俵で考えてはいけないのです。

IMG_2938

 さて、いよいよ私たちの出番が近づいてきました。各走のスタート地点までは、コース脇の階段で登っていく必要があります。つまりリレーにおいては、アンカーのみが全行程を踏破できるのです。大倉山登山といってよいでしょう。

IMG_2940

 これは3走のスタート地点です。正直、ここまでの階段の急登でもうきつい。競技前にオリンピックミュージアムでスピードスケートトレーニング体験を全力でやったことも裏目に出ています。

IMG_2942

 そして4走のスタート地点へ。いい景色です。

 いざバトンを受け取り走り出すと、あっという間につらい。足がまったく前に出ません。早々と手を使い登りますが遅々としたペース。抜いたり抜かされたりして、少なくとも順位は守りきったものの、足はガックガクの極み。下りのリフトに乗るのさえ危なっかしかった。個人で登るのは本当におかしいという気持ちを強くしました。

IMG_2949

 そんなわけで僕らの初挑戦は終了。思っていたよりもいい順位で終えたものの、まだもうちょっとやれたんじゃないかという気持ちもあります。タイムでいえば、もうちょっとで3分台だったし、2分台だってざらにいます。もっと精進して再チャレンジすることを誓ったのでした。