ロンドン・パリの箇条書き
- ロンドン・パリに行く機会をいただいた。
- 0時羽田発ヒースロー行き。時差に体を合わせるために起きていようと本を持ち込んだが、あっという間に照明が落とされ、読書灯も憚られて結局読めない。そしてあえなくすぐ寝てしまう。
- 途中で起きて『マッド・マックス フュリオサ』。
- 14時間ほどのフライト。離陸後8時間で提供される機内食にも起こされる。

- 現地の朝7時すぎにヒースロー到着。パスポートをスッとかざすだけですんなり入国。
- 空港のそばにいた小鳥がイエスズメで、大陸だな〜と実感(実際は島だが)。
- ロンドン市街地までの車窓からは、しばらくは豊かな自然や草原が望める。こちらではカササギが普通種だな。チョウゲンボウらしきシルエットも杭にとまっている。
- 野ウサギもいた。野生のピーターラビットである。
- 街に近づいていくと、だんだんイギリスらしいなと思われる住宅が見えるようになってきた。

- 都会的な場所でも、新旧の建物がミックスされている。古いものも内装をリノベーションしているそうだ。
- 真っ赤な二階建てバスもバシバシ走っていて感動。というかバス自体多いな。
- ブラックキャブもブイブイ言わせている。
- 歩行者信号の切り替わりがやたら早くないですか?中央分離帯までしか行けないこともしばしば。
- 犬めっちゃいる。店の中にもバンバン連れてこられている。しつけがしっかりされていて暴れないのがえらい。
- 博物館などの公共のトイレ、男女共用が多くて最初は緊張。各個室内で手洗いまで済ませられる完全独立式。

- パン屋チェーン「GAIL'S」。おしゃれで少し高い。
- チーズたっぷりのクロワッサンと、アボカドと豆のペーストがサンドされたパンを食べる。前者はカロリーが頭に語りかけてくるような重量感だが、こってりしていなくて美味しい。


- 建物や街並みはみんな絵になる。見飽きない。
- どこにも、「有名人の〇〇がいつからいつまでここに住んでいました」とプレートが掲げられている。歴史の長さよ。建物の長持ち具合よ。
- 移動途中、大英博物館と大英自然史博物館を見かける。いずれ個別に訪れたいものよ…。


- 超庶民的だというパブチェーン「Weatherspoon」。ビールは確かに安い。でもちょっと有名どころの銘柄が多いかな。
- カウンターの注文は積極的に行かないと割り込まれる。ここにもカード決済端末があり、本当に現金使わないな。
- シーバスのフィッシュアンドチップス。ほろほろ。
- キドニーパイは付け合わせの豆ペーストと合わせてあまりフォークが進まない。これは好みの問題。
- そして何もかもにイモ!

- 朝。6時半。サマータイムもあって日本で言う何時頃なのかよくわからないが、とても暗い。
- 昼間も陽の低さを感じるので、北に来たんだな〜と言う感慨。
- 朝のテレビで霧予報をしており、イギリスほとんど霧!って言っていた通りの霧。

- ハイドパークまでランニングするが真っ暗。公園に街灯などないのだ。
- しかし走っている人は多い。
- 公園内の池にはどうやらカナダガンがたむろしているようだが、フラッシュなしでは何も写らない。
- 立派なケンジントン宮殿もぼんやり見る。

- 夜はまた違う、個人経営のパブ。
- ビールの値段は5ポンドほどに上がるが、クラフトビールって感じだ。
- こちらのフィッシュアンドチップスは底魚を使っていて、しっかりした身でこれも美味しい。

- 翌朝はめちゃ早い時間にセント・パンクラス駅へ。ユーロスターでパリに向かうのだ。
- 用心して早く行った割には手続きはあっさり終わり、ごった返す待合室で時間を持て余す。
- イギリスを気取って紅茶をしばくことにし、売店で一番手頃なヨークシャーティーを注文。カップにどぶりとティーバッグが入るスタイルでの提供にファストフード感を思う。またこの紅茶がこの世のものとは思えないほど熱く、一向に飲めない。飲めないうちにどんどん渋くなってしまうと言う悪循環。紅茶へのこだわりはどうしたと言いたくなる。

- ユーロスターは2等席で十分快適だ。4人掛けのテーブルは麻雀でもできそうな広さである。
- 車内販売もあると言うので早速キッシュを買い求め食べる。
- 車窓を眺めていたが、イギリス側はあっという間で、海底トンネルに潜ってしまう。ドーバー海峡といえば、昔はバラエティでよく芸能人が泳いでいたな。

- 隣の座席の乾杯のご発声で、フランスに入ったのだと気づく。トンネルは意外と短い。
- フランスはなぜかイギリスと1時間の時差がある。腕時計を1時間早める。
- 農業大国フランスらしく、平たく広がる田園風景に、ポツリと煉瓦造りの家がたつ。たまに教会を中心とした小さな集落も見えて、安野光雅の絵を思い出したりした。

- パリ北駅に到着。ここからは聞きしに勝るスリ・サギのマッドシティ。警戒心を強める(実際には滞在中何もなかったけど)。
- 突然何もかもがフランス語になり、見知っているものも、わからないものへと印象が変わる。
- フランスは英語が通じる・通じないが極端に別れるなと言う印象。喋らない人はフランス語を突き通す。こちらも負けじと英語で突き通すが、結果的になんか意思は通じたりする。
- フランス流の発音は聞き取るのも難しい。「Adult」でさえわからず、何度も聞き返してしまった。

- ホテルまでのタクシーの運転手はジェントルにいちゃんで、Google翻訳を駆使していろんなことを話してくれる。全部Googleの丁寧な合成音声で。
- 「あれが有名なキャバレーのムーラン・ルージュです」
- 「道の隙間から見えるのがサクレ・クール寺院です」
- 「パリにもアジアの人がたくさんいます。日本と中国とインドネシアでは、どの料理が一番ですか?」
- 「パリは危険な自転車がひしめいています。私は彼らを軽蔑しています」
- 「また自転車です。信じられない」


- パリの街並みも雰囲気がいい。Y字路が多いな。
- あと歩行者用信号の点滅時間が長くなって、安心して道を渡れるようになった。
- その一方で、地下鉄の扉閉めるのすごく早くないですか?バシバシ人が挟まれていた。でも地下鉄はすごい頻度で運行されているので便利。

- ルーヴル宮。とにかく広大で、こんな縦床面積の建物は初めてかもしれない。
- 一般チケットは行列がすごく、観光大国であることも思い出された。
- 路上では、水の売人、傘の売人、エッフェル塔グッズの売人がたくさんいる。どうもテリトリーが分かれているようで、意外と慎ましい商売だなと思った。


- 有名な作品のオンパレードだし、量は膨大だし、とにかく広いしで、脳も足も焼き切れそうである。しっかり回ってスケッチなどしたら何ヶ月かかるだろう。
- 作品はどれもすごい。教科書で知るような作品であっても、実際のサイズ感や質感を知ることで印象は変わる。
- しかし略奪の歴史でもあるな〜という気持ちも浮かぶ。返す返す言いながら、板に貼っちゃったので運べませんとか、あまり良くない面も垣間見える。
- 作品を守る柵のようなものも全くないのに驚いた。やろうと思えば直接手で触れることもできそうだ。監視員がしっかり配備されている感もない。

- モナリザだけは別で、距離をとっての鑑賞が求められる。ここは本当に大混雑で、押しのけていかないと前に行けない。スリスポットだと脅かされてもいたので気が気でない。

- ポンピドゥー・センターは、建築の本にはだいたい出てくるので、実物が見れて嬉しい。外側に連なるエスカレーターで昇り降りするのだ。
- ポンピドゥーもそうだけど、シャルル・ド・ゴールとか、大統領や首相の名前をよくぞつけるものだ。

- ボルタンスキー、カバコフ、ジャコメッティといったお気に入り作家の作品も見れてとても嬉しい。
- ルーヴルの収蔵品に比べて作品の自由度が爆発しており、この落差でこちらのテンションも上がる。

- あたりはもう暗くなっている。パリの夜って感じですごく良かった。テラスと石畳とオレンジの光がパリ感の主原料か。

- そして朝。またもや少し暗い中、セーヌ川を走って見にいく。都会の川って感じの匂いである。
- 遊泳禁止の看板が立っていたが、泳ぎたくなるやつがいるとは考えにくい。

- 移動中、スタット・ド・フランスを発見。いつかここで試合を見てみたい。
- 滞在中、TOP 14の試合もあったのでテレビ中継あるかと思ったが結局見れなかったのは悔しい。

- 街から外れて空港の方にくるともうこんな景色である。空が広いな。
- パリではホシムクドリをよく見た。日本では探し回ることを考えると、あっさりしたものである。

- 帰りの飛行機は搭乗速爆睡だった。ふと目を覚ますと、ちょうどインドの北を飛んでいそう。急いで後方のトイレの脇の窓から眺めると、おそらくヒマラヤ山脈の端っこの方が見えた。
