ラスベガスは砂漠の真ん中にポツンとあるため、むちゃくちゃ暑い。バカバカしさが楽しいリゾートホテルの外観を見て歩いているだけで痩せそうです。
カジノに挑戦しない手はありません。決戦の地はこのベラジオというホテル。夜は屈強なデュエリストで埋まりそうで恐ろしいので、真昼間に挑戦です。賭け事はいつかのばんえい競馬以来です。
カジノ自体は、やや薄暗く落ち着いたゲーセンというイメージ。まずは機械相手のスロットをやってみます。2台を同時に操り惰性で操作しているとしか思えないおばさま方に混じり、1ドル札を投入してボタンを押すと、10ドルになりました。目は全然揃っていないのに不思議なものです。スロットは当たればとんでもない金額になりうるようですが、ちょっと作業的なのが面白みに欠けます。帰国間際なので、現金が増えても困るしな…ととらぬ狸の皮算用を終え、カードゲームをすることにします。
この日のためにブラックジャックをインターネットゲームで練習してきました。そこで学んだのは、細かな金額を同額ずつ賭け続けてもお金はジリジリ減るだけ、どこかでバーンと賭けなくては増えることはなさそうということ。できるだけ優しそうなディーラーがいるテーブルを厳選し着席、40ドルという少額でチャレンジです。ディーラーの女性は終始「ヘッヘッヘ」と笑いながらカードを配り、なんとも言えないプレッシャー。早い展開になんとか食らいつきながらゲームを進めますが、これは面白いぞ…と思い始める自分を恐ろしく思い、一旦減った賭け金を60ドルほどにしたところでストップ。やめどきの判断は難しいですね…。
そのあと、怪しげに日本語を交えるディーラーの元でのルーレットで負け、結局トントンでカジノは終了。雰囲気を十分に味わいました。これ以上いるのは本当にまずい!
お土産を探しに外に出ます。ブランドショップがいたるところにあるため、ありがたみが全くわからなくなります。
M&M'sやコカコーラの公式ショップは庶民的で楽しい。
看板は突き抜けまくりです。街を歩いていると、真昼間から大人のお店のカードがばんばん配られたり、勝手にコスプレをして写真を撮るとお金を請求してくる人がいたり、エロ本の自販機がちょこちょこあったり、なんかもう無茶苦茶ですね。
さて、ベラジオに戻ってきました。シルクドゥソレイユのショー「O」を見に来たのです。たちどころにプールになってしまうものすごい舞台装置を使い、シンクロナイズドスイミングを取り入れたサーカスが繰り広げられます。隅から隅まで身体能力が飛び抜けた人が出てくるので、終盤もすごいことをしているのですが、「まあこれくらいするだろうな…」と感覚が鈍くなってきてしまうほどです。ストーリーはわかるようなわからないような、という感じでしたが、笑いどころもたくさんあり、非常に楽しい時間でした。
ベラジオの噴水ではかの有名なショーが行われています。なんでも派手でクラクラします。これからが本番という感じで夜が更けていきそうでしたが、ここで帰路につきました。