黒豆海苔巻

主に北海道で散歩してるブログ

ハイク

山に登って汗をかく日

ワイキキ2日目の朝、目覚ましにベランダから海を見下ろすと、早朝から繰り出しているサーファーの上をシロアジサシが舞っていた。シロアジサシはホノルル市の鳥である。この旅行の中で目にした数少ないハワイ在来種の鳥で、ハワイ語でマヌオクーと呼ばれる…

マラソン引退によせて

「フルマラソン完走」は人生経験として一度はチャレンジしたいと思う人も多いはずです。僕もそうした一人であり、偶然にも北海道マラソン出場の権利がぶら下がっていたので迷わず飛びつきました。 そうと決まればとにかく無から体力を練り上げなければならな…

山の日も大雪

山の日はまたもや大雪山へ。黒岳からのお鉢周りをしようという計画だ。 層雲峡への道筋も慣れたもので、ぶいぶい運転して8:00発のロープウェイに乗車できた。この時点でロープウェイ乗り場横の駐車場は満車という混雑ぶり。7合目まではリフトで登り、8:40に…

白雲岳のゼブラ柄

残雪によって現れるゼブラを見たくて大雪山白雲岳に向かったのは、7月の末のことだった。3時過ぎに家を出て下道をぐいぐい進んで銀泉台に着いたのは8時。その時点で駐車場は8割方埋まっており、人気の高さがよくわかった。 まずは赤岳を登る。銀泉台の標高で…

ライトな氷瀑を見にいく

晴れた週末、苫小牧の七条大滝まで散歩に行きました。勇払川に注ぎ込む丸山川の中ほどにある滝です。国道沿いの駐車場に車を停め、林道のゲートを潜り、2kmほどの歩行です。 この日の林道は除雪が入っており、また滝へと続く脇道にはしっかりと踏み跡があっ…

樽前山で包まれる日の出

七合目ヒュッテまでの道が11月8日から冬季通行止めになるとのことで、今年最後のチャンスとばかりに樽前山へのご来光登山をしました。 日の出は6時すぎ。それならば5時半ごろから登れるようにと4時に出発です。いざ車を出そうとすると、ヘッドライトに照らさ…

紅葉には遅すぎた大雪高原温泉沼めぐり

先週の寝坊を反省し、圧倒的早起きで大雪高原温泉へと車を走らせます。この日は沼めぐりコースに立ち入れる最後の日。紅葉がどうこうでなく、行っておかないと後悔しそうという気持ちでひた走ります。最近はポッドキャストにはまっており、『Over The Sun』…

紅葉には早かったかもしれない神仙沼

10月頭、秋の陽気に誘われてニセコへ向かいました。本当は大雪高原に行こうかと思っていたものの大胆に寝坊。代わりの行先です。中山峠に紅葉が広がっており、期待に胸が膨らみます。 正面切っていくのも面白味がないので、大谷地の脇の駐車場に車を停めて登…

上富良野岳にも登った

上富良野岳に登りに行きました。十勝岳温泉登山口に車を停め、7:30にスタート。なんというか「カッ!」という感じの天気。 しばらくは富良野岳への道と共通です。安政火口を横切ります。 ゴロゴロとした道を見て、数年前に富良野岳に登った時もそういえばこ…

さくっと絶景 イチャンコッペ山

酷暑が続いた頃の北海道、支笏湖を見下ろすイチャンコッペ山へ登りに行きました。暑さを避けるには早朝!ということで6時ごろからのスタート。 入山届を書いて、とにかくしょっぱなが急登で辛い。大体2合目くらいまではガシガシ登るので息が上がります。 何…

イタンキ海蝕洞への精神修行

大潮の日、室蘭のイタンキ浜にやってきました。この海岸をズイズイ歩き、干潮時しか踏み入れられない洞窟を見に行こうという魂胆です。写真奥に見える、三角の双子岩あたりが目的地です。天気は良いとは言えませんが、おかげで涼しい。 ところでこの海岸は鳴…

自粛の鳥見

非常事態宣言なんかが出たりしている北海道。人のいないところなら行っても構わんだろう。 気温も10℃近くと上昇してきたので、雪もボソボソとしたテクスチャをおびてきた。 綺麗な穴に執着するヤマゲラ。尾羽が支点になっているのがよくわかる。 一方、グシ…

ケルンだらけのイワオヌプリ

すっきりしきらない天気でニセコ。まあ山でも登るかとイワオヌプリへ。標高1116mの活火山です。 入林届けを書いてすぐの難所。この山で一番辛いのはここです。 ずいずい登ります。 林を抜けひらけた場所に出るものの、なんだか天気が怪しく、向かうべき頂上…

樽前山には登った

いつぞやぶりに樽前山に。おおいに寝坊をして昼頃に登山口にたどり着いたところ、7合目の駐車場をまつ渋滞!好天もあいまって大人気です。 支笏湖を振り返りながら登れば、外輪まであっという間です。 溶岩ドームを正面に、左の道を行けば西山。今回は東に回…

藻岩山を登りきらなかった

札幌市民のソウルマウンテンこと藻岩山。夜にロープウェーで登ったことはあっても、登山をしたことがありませんでした。足慣らしと思い、市民スキー場側から登ってみることにしました。 はちゃめちゃにいい天気です。 そしてはちゃめちゃに暑い。尋常じゃな…

大倉山登山

今年最初の登山の舞台は大倉山となりました。 世界一過酷な400m走と謳われるRed Bull 400に、縁あって出場することとなったのです。最大傾斜角37度というラージヒルのスキージャンプ競技場を駆け登ります。個人とリレーでの参加があり、僕らは100mずつを分け…

氷を歩いた 海岸編

深夜に道東道をひた走り、豊頃町は大津海岸にやってきました。 昨年はその辺の河口で見たジュエリーアイス。いよいよ本場にやってきました。このときの気温はマイナス9℃とまあ寒いんですが、先週から暖かい日が続き、さらには2月末とシーズンもおそらく終盤…

凍りついた日に暮らすこと

北海道にきて何度目の冬だろうか。冷たい部屋、除雪の手間、日差しが少なく塞ぐ気持ちといった辛い側面に打ち勝てる日はいつか来るだろうか。味方は布団だけだ。 しかし厳しい冬だからこそ見られるきれいな景色もあるわけで、それが少し心を救ってくれる。今…

今年の夏の気楽な話

地震があったりしてちょっと遠い記憶もありますが、今年の夏の細々としたことを。 【浜益みなと祭り】 8月頭、海はすでに冷たい。 アットホームな漁港の祭りの良いところは、すぐ目の前で打ち上げられる花火なのです。視界を覆い尽くす花火に圧倒されます。 …

利尻へ行く 登頂編

今回の目的は登山なのでした。標高1,721mの利尻山に登ります。標高200m地点の野営場から鴛泊コースを進んでいきます。 登山口には宿の方が送ってくれました。「4時なら送れますよ」とのことで、4時半には登山開始。徐々に明るくなってきます。 ばっつり日が…

登れ金の山

今期初登山は、浜益の黄金山です。山開きの日に行ってきました。快晴が最高です。 恐ろしくピントが合っていなくて震えますが、いたるところに花!そして菌!とウキウキウォッチングが楽しい山道です。 登山口から777m(ほんとかよ)歩くと、新道と旧道の分…

雨の奥尻

奥尻島2日目。天気はあんまりよくない。宿から島の南端まで、ゆるゆると歩くことにしました。と言っても15kmくらいある。 第1奇岩を発見。カブト岩です。 そしてこの岩…。抜かれたという上の一文字とはなんだったのか?この後僕の頭を支配したのはその謎の一…

奥尻島に渡った

黄金週間、めちゃくちゃゆったりしようと、奥尻島2泊3日を企てました。ウニとかは期待できないオフシーズンではありますが、島時間に身を委ねる所存です。 まずはフェリーターミナルのあるせたな町まで移動。途中、ピリカダムを眺めます。うーん濁流。魚道に…

急遽の富良野岳

台風の前日、芦別岳に行こうと思ったが、山の上半分が雲で見えない状態。富良野を挟んで東側にある富良野岳に目的地を急遽変更。とはいえ北のほうから雲が覆いかぶさりかけてきている。 どうやら紅葉がいい具合に進んでいた。これはいい時にきたぞと、しめし…

十勝岳の奇妙な景色

久々登山。8時すぎ、望岳台から十勝岳山頂を目指すのだけど、目指すべき場所は見通せず。 エゾオヤマリンドウがいたるところに。望岳台の時点で標高900mちょっとなので、最初から高山感のある景色を楽しめるのが良い。 ナキウサギの姿を追っているうちに霧も…

樽前ガローの深緑

「ガロー」というのはてっきり外国語なのだと思っていましたが、どうもこの地名は北海道・東北に古くから点在し、「渓谷」を意味しているようです。そんなガローの一つ、樽前ガローに行きました。 国道から山側への道に折れしばらく行くと、渓谷沿いの林道に…

恵庭岳に登っていた

すでにこのあいだの3連休のことではありますが、恵庭岳に登っていました。9:20頃に登山口をスタート。半年ぶりの山登りにすぐに膝が笑い始めました。 1合目、飛んで6合目の看板を過ぎてしばらくすると、眼下に支笏湖が広がる第1見晴台に到着です。ここまでは…

約束の地 ジョシュア・ツリー国立公園

個人的な約束は特になかったのですが、カリフォルニア南部の国立公園、ジョシュア・ツリーに行ってきました。ジョシュア・ツリーといえば、名曲「約束の地(Where The Streets Have No Name)」で幕を開けるU2のあのアルバムです。もちろん聴きながら行きま…

アポイ岳に登る

2015年9月に、日本で8番目に世界ジオパーク認定されたのがアポイ岳です。ゴールデンウィークの晴れ間、有珠山に続くジオパーク巡りとして登ってきました。 アポイ岳の高さは810m。登山口は標高80mほどのところで、緩やかな林道を進むところからスタートです…

洞爺湖有珠山ジオパークを歩く

タイミングがタイミングでありましたが、雪がとけたら行こうと思っていた洞爺湖有珠山ジオパークを歩き回りました。 金比羅山麓エリア まず向かったのは、金比羅火口災害遺構散策路です。2000年に起きた有珠山一帯の噴火の泥流で被害を受けた施設の一部をそ…