山の日はまたもや大雪山へ。黒岳からのお鉢周りをしようという計画だ。
層雲峡への道筋も慣れたもので、ぶいぶい運転して8:00発のロープウェイに乗車できた。この時点でロープウェイ乗り場横の駐車場は満車という混雑ぶり。7合目まではリフトで登り、8:40に登山開始。最初は雲がかかっていたものの、8合目を過ぎたあたりで青空も見えてきた。
暑い中の登りづめで汗だくになりながらも9:20には黒岳山頂に到着。ぐいぐい登って、ふっと視界が開けて大雪の山々が目に飛び込んでくるのはかなりドラマチックだ。すでに満足感が出てくる。
黒岳から少し降っていくと黒岳石室が見えてくる。この時期は管理人も駐在する山小屋で、テントの色が鮮やかだ。
この日は御鉢平を反時計回りにぐるりと回る計画だ。いい感じの薄曇りで気持ちが良い。どこまでも続くかのような道をどこまでも歩いていけそうだ。
40分も歩けば御鉢平展望台だ。有毒温泉が出ているとのことで、御鉢平に立ち入ることはできない。この方向からだと、いかにも危なそうな荒涼とした景色に見える。
北鎮岳分岐の手前には結構急な雪渓が残っており、慎重に、後ろを振り返らないように登った。もし下り道で遭遇していたら挫けていただろう。
北鎮岳分岐は強風で、慌てて上着を羽織る。北鎮岳頂上はすぐそこ。分岐に荷物をデポしていく人も多い。
10:50に北鎮岳山頂に到着。2,244mは北海道第二位の高さだ。さらに進めば比布岳へと続く道も見える。
またも分岐に戻り、稜線歩きに戻る。奥には旭岳が見える。
心のアリゾナを体現したかのような景色。この辺りは火口壁にあたり、次々と景色も変わり目を飽きさせない。
中岳・間宮岳と、いくつかのピークを超えていく。間宮岳で11:40。旭岳から縦走してきた人が結構いるようだ。
南側から望むと、御鉢平は緑豊かという印象に変わる。
御鉢を眺めながら昼食休憩。
北海岳までもうひと登り。
12:20に北海岳到着。先日登った白雲岳にも向かうことができる場所だ。
黒岳石室に戻ろう。ここからはハイマツ林も潜る下り道となる。
大きな雪渓が残る。ゆったりと爽やかな道が続く。この先で渡渉場所が2ヶ所あるが、石を伝って難なく渡れた。
黒岳石室には13:00過ぎに到着し、お鉢周りは終了。さすが山の日で、どんどん登ってくる人とスライドしながら黒岳を下山し、14:30にはリフト乗り場に戻ることができた。