台風の前日、芦別岳に行こうと思ったが、山の上半分が雲で見えない状態。富良野を挟んで東側にある富良野岳に目的地を急遽変更。とはいえ北のほうから雲が覆いかぶさりかけてきている。
どうやら紅葉がいい具合に進んでいた。これはいい時にきたぞと、しめしめと登り始める。8時35分登山開始。
安政火口の方を望む。そろそろと伸びる雲が不安ではあるがまだいい気分だ。
平べったい富良野・美瑛の方までよく見渡せる。
いくつかせせらぎを超えて歩みを進める。
目指す場所がどこなのかだんだんわからなくなってきたが、進む紅葉の中、歩みを進める。山登りというより山移動という趣だ。
北側の斜面を見下ろす。思い返せばこの時点が一番景色が良かった。
むむむ。山頂に近づくにつれて景色は真っ白になってくる。
きっと素敵なんであろう稜線に出るとものすごい強風。わーきゃーいいながら進むと、もっと真っ白で轟々と風が轟く山頂に到達。寒い、長居したくないと、余韻も早々に下山を開始。見返すと写真を全然撮っていなかったので、よほど早く下りたかったのだろう。山頂までは2時間ちょっと。
帰り道、せっかくなので安政火口の方に寄ってみた。硫黄の匂いが漂う、またもや火星みたいな不思議な景色。
寒い寒いと早速カミホロ荘の温泉に。広くはないけど最高の風呂でした。紅葉はまた見に来よう。