個人的な約束は特になかったのですが、カリフォルニア南部の国立公園、ジョシュア・ツリーに行ってきました。ジョシュア・ツリーといえば、名曲「約束の地(Where The Streets Have No Name)」で幕を開けるU2のあのアルバムです。もちろん聴きながら行きました。
アメリカで見たかったものの一つがこのような砂漠地帯でした。そこで滞在先からも2時間ほどのこの国立公園にやってきたのです。
とはいえ約3,200㎢と鳥取県をやや小さくしたくらいの…とにかく広いので、西側のモハーヴェ砂漠に的を絞り、幾つかの短いトレイルを歩きました。標高およそ1,000m以上の場所で、ジョシュア・ツリーの生息地です。心なしかサバンナのような風景…。
パンフレットによれば、ジョシュア・ツリーは12m以上まで達するものの、毎年2.5cmほどしか成長しないとのこと。
奇妙な岩山の数々も見どころの一つです。無造作に積み重ねたような岩山がそこここにありました。はるか昔、マグマが冷えて固まり花崗岩になる過程でたくさんの亀裂が入り、さらに隆起・侵食する過程で角が取れていき…ということで今の形になりましたとさ。本当かな。
今やここはクライミングの聖地になっており、どの山にもペグが打ち付けてあります。
さて、歩いたトレイルの一つが、BARKER DAMへ至る1マイルほどの道です。こんな荒涼とした場所ですが、200種を超える鳥類や、ビッグホーンなどの動物も多く生息しています。1900年ごろに作られたというこのダムの周りに多くの動物が集まってくるというではないですか。
干上がっていました。
雲一つなかったし、気温は30℃くらいだったしね…。
お目当の動物は見られませんでした。駐車場で(おそらく)ムジルリツグミのメス3羽がなぐさめてくれました。
アメリカは広いな…。