金曜日にいそいそと退勤し、関西に遊びに行きました。テーマは修学旅行。土曜日の早朝から京都へと向かいます。
阪急を使い嵐山に向かいます。シックな電車でお気に入りです。
唐紅に染まっていない冬の渡月橋です。長く低く、いい橋ですね。橋を褒める語彙力のなさがすごい。
そのままのこのこ歩き、世界遺産・天龍寺。時期的なこともあり庭園は侘・寂を極め、また早朝で人もおらず、非常に良い感じです。
その中にアクセントとなる梅の花がきれい。季節ごとの違った様子も見てみたいと思わせます。
建物は屋根周りが非常にかっこいいです。北海道にいるとなかなかお目にかかれないので…。
ところで庭園内には大変多くのアトリがおり、一人興奮していました。コゲラ、ツグミ、ウグイスもそこここにいましたので、鳥見にも適していますね。
庭を抜けた先にある竹林を歩きました。これまた北海道で目にすることのない景色のため、竹林というだけで興奮します。「すげー、竹だー」と言い続けていたくらい僕にはインパクトがあったみたいです。
日は照ってきたもののまだまだ寒く、出店で湯葉スープを接収しつつ、次の目的地のため嵐電に乗ります。
桜の季節にはすごいんだろうな。
龍安寺にも行きました。有名な石庭はもちろんよかったですが、僕は木を重ね合わせなめらかな曲面を描く屋根の作りに感動しました。
そのまま立命館大学の脇を歩いていくと鹿苑寺金閣です。修学旅行感が大いに増します。ここには「お金を投げてうまいこと入ったらいいことあるかも壺」が2つほどあり、どちらも見事に入れることができたので、いいことがあるやもしれません。
ここで昼が近づいてきたので、バスで錦市場へ。練り歩きながら食べ歩こうというわけですが、ものすごい人ごみで大変です。しかし京都の台所と言うだけあって、なんでも売っています。
「美味しい言いはる方も多いですよ」との言葉でスズメの串焼きをテンションに任せて買いましたが、これは…。冷え切っていたので骨が硬く、ちょっと口に合いませんでした。焼きたてでパリパリならいけると思います。「あいつスズメ食ってるよ…」とすれ違う人に何度も言われたのはいい思い出です。
だし巻きやたこたまごは非常に美味しく、うっかり日本酒も飲んでいい気分です。自分で調合する七味やら佃煮やらを買い込みました。
さらに純喫茶的な店でご飯を食べ、鴨川に降りて少したそがれました。大人の修学旅行では小休止が必要なのです。
その後、ゆったりと八坂神社→二寧坂→清水寺と歩きました。町並みや道具屋なんかを見るだけで楽しいものです。
改修中の清水寺でしたが、三重塔のビビッドな色が目を引きました。神社仏閣にはわびさびだけでなく、極彩色の世界もあるのです。
ところで京都では都合2つのおみくじを引きましたが、いずれも「小吉」。慎みを持って過ごすこととします。
京都駅でしこたま和菓子を買い込み、大阪へ戻るのでした。