天売島2日目はあいにくの大荒れとなりました。高速船のほとんどは欠航が決まったとのことなので、泣く泣く早い時間のフェリーで天売島を離れることとなりました。
せっかくなので、苫前の郷土資料館に立ち寄って帰ることとしましょう。ヒグマが導いてくれます。
すぐにヒグマが迎えてくれます。体重350kgの「渓谷の次郎」です。
さらにひときわ大きなのが「北海太郎」で体重500kg。
バリバリーッと押し入ってくるヒグマ。なんで苫前がこんなにヒグマ推しかというと、大正時代に7人を立て続けにヒグマが襲った三毛別羆事件の現場であるからなのです。この再現も全然笑い事ではない。
現在の苫前には「とままえベアー・ロード」があったり、「苫前だベアー」みたいなキャラクターがいたりと、ヒグマの町として押し出していますね。
また苫前は、ニシン漁で栄えていた町でもあります。
ということで、ニシン粕づくりの道具がたくさんあるのです。この玉切り包丁、ゴールデンカムイのファンの方にはたまらないでしょう。
どれもニシン粕を砕いて広げ乾燥させる道具ですって。
土器なんかも出土しているようで、歴史があるのです。これは獲物を狙う縄文人。負けそうですね。
この辺りは何が何だかわかりません。ハブとマングース?これ以外にも孔雀の剥製とか、古いカメラとか、とにかく大事そうなもののごった煮となっており、混沌とした楽しさがある場所でした。