パワースポットという言葉にはあまりピンときませんが、「秘境」と言われると俄然興味がわきます。技術も体力も圧倒的に欠ける僕でも比較的容易に到達できる、小樽の穴滝に行きました。
奥沢水源地より歩き始めます。およそ5㎞の道のり、看板も道もあって秘境かといわれるとあれなのですが、気分が重要なのです。
しばらくは整備された林道を進みます。セミの合唱もあいまって、夏休み感がすごいな。
地面に目をやるとカタツムリ。この日は雨上がりということもあり、大小さまざまなカタツムリが地面や葉先にひっついていました。道の真ん中に散乱する羽根も。どうもアカゲラのものに見える。猛禽が襲った跡でしょうか。
残り500mというところから林道を外れ、若干秘境感のある道を進みます。ぬかるむ小道を、草をかきわけ、細かく上り下りしながら15分ほど進みます。
すると大きな洞窟が口をあけています。ここまでおよそ1時間の歩行。
洞窟は結構すごい存在感でしたが、全景を収めきれない。奥行は8mほど、幅は20m程度あるでしょうか。
その洞窟の奥、せせらぎを進むと滝です!
落差は3mくらいでしょうか。水量が多いわけではないので控えめな音ですが、逆に非常に落ち着きます。しばらく涼んでいきました。
パワースポットとして紹介されることもあり、若干の不気味さも交えた荘厳さを確かに感じます。ここで静かに考えに耽るのも良いかもしれません。
ひっつき虫だらけになりながら復路へ。途中カワガラスが泳いで逃げ去っていき、笑ってしまうなど。
天気が良くなってきたので、赤岩海岸を少し歩きました。すばらしい青!水平線がぼんやりとグラデーションで区切られています。
ここはクライミングの聖地だそうですが、思った以上の絶景スポットでした。