夏!ということで超弾丸でシャチを観に行きました。午後からの便に乗り込み出発です。
沖に出る、というほどのこともなく、拍子抜けするくらいあっさりとシャチに遭遇。それもそのはずで、ぐるりと周りを見渡せば、どこかしこでシャチの噴気や背鰭が確認できます。想像以上のシャチ密空間です。
先ほどのような数頭の群れと、単独のオスとが入り乱れています。背鰭がぐんと高いのが成熟したオスです。
この高い背鰭が、シャチの別名である「さかまた(逆戟)」の由来だとか。うっかり何か引っかけそうだな〜と思ったら、案の定海藻が引っかかっていました。
子どもらしいのもいて、盛んに飛んだり跳ねたりしていました。
思えば私が鯨類に興味を持ったきっかけは、年に一度集合してスーパーポッドを作るだの、魚食性と肉食性の集団がいるだの、鳴き声に方言があるだの、子どもの頃に触れたシャチのおもしろ生態情報でした。以来バンクーバーは憧れの地です。
野生のシャチなんて海外に行かないと…と子どもの頃に思い込んでたことからすれば、道東でこれだけ観察できるというのはとても感慨深いです。
ハシボソミズナギドリも久々に見ました。
しこたまシャチを観てクルーズは終了。もっと沖に出てイシイルカやマッコウクジラも探したかったな…と贅沢な名残惜しさを抱えて帰路についたのでした。