流氷を見るためにウトロへ弾丸旅行。その際に斜里の知床博物館を訪問しました。
1Fは知床の歴史と民俗、2Fは自然・動物という構成。姉妹町友好都市を紹介する交流記念館とも繋がっています。野外観察園もあり、オオワシなんかが飼育されてもいます。
何と言っても2Fがすごいのです。大量の剥製があり、知床の森林や海岸といった自然環境が再現されています。
ここの剥製にはドラマ性があります。逃げ惑う子ガモをキツネとノスリが狙い、それを守ろうと奔走する親ガモという緊迫した状況!
海ワシは大量です。オジロワシの子育て風景。
狩りの様子も再現。こちらも緊迫感がすごい。間近で見る海ワシはやはりかなりでかいです。こんなの敵うわけがない…。
シマフクロウもかなりでかいです。でも骨はこれっぽっちで、ふっさりと膨らんでいるだろうことが思われます。
知床の鳥一覧(猛禽はまた別にまとめられていました)。今回の旅行では、流氷を見ると共に、海岸のユキホオジロなんかを探したのですが、発見できず。この剥製でも見ることは叶いませんでした。
哺乳類で興味深かったのはコウモリ。まだ北海道でコウモリを見たことがないのですが、道内には19種のコウモリがおり、国・道のレッドデータに載るような種も多いそう。
エゾモモンガは剥製でも可愛い。実物はまだ見たことがないです。コウモリも含め、今年は哺乳類の観察をしていきたいですね。色々な痕跡を読み取る力を身につけなければ。
とはいえ出会いたくないヒグマ。この剥製、今まで見たことある中で一番でっかくて、思わず身震いしてしまった…。
昆虫、植物の標本も。左の写真は知床のガです。
そして、窓から覗けるこの標本庫!種も分布もごちゃまぜになった雑然とした空間ですが、こんなにわくわくする場所が他にありますか?くまなく種判別してやりたい…!
入館料たった300円、広いとは言えないですが、標本の多さと徹底された管理はすごいです。この博物館から出ている出版物もどれも素晴らしく、本当にいい博物館でした。
オサガメはちょっと怖かったけど。
流氷もバッチリでした。