今だけ近所のロングビーチに行きました。フリーウェイをぶいぶいいわせて30分くらい。
ここにはAquarium of the Pacificという壮大な名前の水族館があります。メモリアルデーの祝日、チケット売り場に人が並んでいました。
なんと屋内にシロナガスクジラがぶら下がっていました。隠れていますが子連れのメスです。科博のやつとはまた違った迫力が…。この辺りの海には夏場はシロナガスクジラ、冬場はコククジラが訪れるそうです。
米ホンダが寄贈したという大水槽でのショー。ダイバーが潜って魚の解説をしてくれました。シーバスのデカさが半端ないです。
この水族館は非営利団体が運営しているということもあってか、見世物まがいのショーはほとんどなく(アシカの調教くらいかな)、教育に重きを置いた展示となっている印象です。先ほどのシーバス(Giant Sea Bass)を含め、幾つかの種をVanishing Animalとして館内で指定、生物の保全を訴えかけるような工夫がなされていました。
タツノオトシゴが激推しされていました。卵から育てる試みをしているようです。オーストラリアのリーフィーシードラゴンはもとより、この辺にいるという種もでかかったです。アメリカナイズされているのだろうか。
熱帯魚も多く、子供がドリードリー言って青い魚を追いかけているのも微笑ましかったです。
ペンギンもいたんですが、エトピリカ、ツノメドリ、エトロフウミスズメ、ウミバトが一つの水槽に展示されているのはすごい!こんな海鳥展示は初めてです。
サンフランシスコの方でよく観れるというラッコもたくさんいたのですが、どれもこれも自分の尾に噛みつこうとウロボロスのごとくぐるぐるするばかりで、写真どころではありません。
屋外も広い。タッチプールもでかくて、これはエイのタッチプールなのですが、しっかりと解説員(監視員)がいます。エイはぬめりとしていました。
屋外にはサメ、鳥(ペンギン、シギチ、カワセミ、インコ)、カリフォルニアアシカがいました。アシカショーは満員で端っこしか見えなかったけど、なぜ調教をする必要があるのかの解説など、やはり真面目な内容でした。
水族館を出るとものすごい快晴。船が停まっていたので、すかさず乗り込みます。16:30からの45分間の湾内クルーズです。
水族館で満足に見れなかったアシカは湾内にいました。やってることはキタオットセイと変わりないようで安心しました。
カッショクペリカン!初めての野生のペリカンに動揺を隠せませんが、こちらでは珍しくないのでしょうか。
キリンもいます。西海岸最大の港ということで、コンテナもクレーンもとんでもない規模です。動いている平日に来たらさぞ凄いのだろうな…。
折り返しの部位にもご一家がいました。大抵誰かいるとのこと。
延々と続く砂浜。船のアナウンスはなぜか浜沿いの家やホテルの値段にまで話が及んでいます。こんなところに別荘を持ちたい…とぼんやり思っているうちに短い航海が終わりました。今度はもっと長時間の船に乗るぞ。